千葉製粉グループのサステナビリティ

当社は、SDGsの社会的意義とその理念や目指す方向性を共有し、事業活動を通じた社会的課題の解決に向け、環境・社会・ガバナンスの各視点に沿った基本的な企業行動の指針として、「サステナビリティ基本方針」「重要課題と実践事項」「サプライヤー行動規範」からなるサステナビリティ基本計画を定めました。

本計画のもとで、グループ各社とともに、重要課題にリンクする各取り組みを着実に実践していくことにより、サステナブルな社会の実現に貢献し、グループの持続的な成長と競争力の確保を図りつつ企業価値の更なる向上を目指してまいります。

サステナビリティ基本方針

千葉製粉グループは、経営理念に掲げる「お客様とともに歩む応援企業」として、地域社会との調和とお客様との共生のもとに、ステークホルダーから必要とされる存在であり続けるため、以下6つの行動規範に基づいて活動を続けております。日々の事業運営において、関係法令や社内規程を遵守し、社会倫理に適った行動を実践することはもとより、お客様へ安全・安心で高品質な製品を安定的に提供するとともに新たな価値の創造を通じて、社会に貢献してまいります。

安全で高品質な製品を提供します。
お客様の満足と安心が得られるように努力をします。
法令を遵守し社会的倫理に則った企業行動をすすめます。
環境問題に積極的、自主的に取り組みます。
安全で働きやすい環境を確保するとともに人権の尊重に努めます。
良き「企業市民」として積極的に社会貢献活動を行います。

千葉製粉グループの経営理念や行動規範が目指す本質は、根底において2015年9月に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の思想や理念と軌を一にするものであり、その社会的意義をあらためて強く認識し、千葉製粉グループのサステナビリティ重要課題として、環境・社会・ガバナンスの各視点に基づいて以下の5項目を定めました。これらを着実に実践することにより、事業活動を通じた社会的課題の解決に向けて積極的に取り組みます。このもとで、サステナブルな社会の実現に貢献するとともに、企業グループとしての持続的な成長と企業価値の更なる向上に向けて、より一層の経営努力を続けてまいります。

サステナビリティ重要課題
環境保護への取り組み(E:環境)
  省エネルギー対策、フードロス等の削減、資源の循環再利用等に取り組みます。
製品の安定供給と品質・安全性確保(S:社会)
  品質・安全衛生・設備等の管理徹底、サプライチェーンの安定性確保等に取り組みます。
働きやすい職場環境づくり(S:社会)
  労働環境や労働条件の整備・充実、普遍的価値である人権や多様性等の尊重に取り組みます。
社会・地域への貢献活動(S:社会)
  地域社会における施策との協調、地産地消の促進、CSR活動等に取り組みます。
内部統制・企業統治(G:ガバナンス)
  法令の遵守、公平公正な取引の徹底、内部統制やマネジメントの高度化等に取り組みます。
情報の開示
千葉製粉ホームページ等にて随時情報の開示を行います。

2023年2月27日制定
代表取締役社長 加瀨 晴久

重要課題とSDGs開発目標、実践事項

  重要課題 SDGs開発目標 主な実践事項
E(環境) 環境保護への取り組み
当社が製造・販売する製品及びサービスに関する環境配慮の推進に努め、省エネルギー・廃棄物の削減等に積極的に取り組みます。



エネルギー使用量・CO2排出量の監視・削減
省エネ機器の導入
太陽光発電の導入
地下水ろ過システムの導入
排水・廃油等の前処理・分別管理
各種廃棄物の削減・再利用促進
レオパール製品のRSPO認証取得
S(社会) 製品の安定供給と品質・安全性確保
お客様に安全で高品質な製品を提供するため、食品衛生法等の関連諸法を遵守し、製品の製造・開発に際しては安全性と品質の確保に努め、より付加価値のある製品を提供します。


徹底した安全衛生管理・品質管理
製品出荷以降の品質管理徹底
健康志向食品・環境配慮食品の開発・販売
日々の設備保全・メンテナンス
BCP構築による製品出荷停止対策
小麦粉・米粉関連製品のHALAL認証取得
働きやすい職場環境作り
労働関係法令を遵守し、安全で働きやすい職場環境の維持に努め、人権の尊重・公平な処遇を実践します。


従業員の健康管理・安全衛生管理
女性従業員の働きやすさ向上
シニア人材の積極活用
健康経営優良法人認定
新規技術創出促進の取り組み
社会・地域への貢献活動
良き企業市民として責任を自覚し、社会との調和を図り、その発展に寄与するよう努めます。

人道支援NPO・地域ファンド等への支援
千葉県産小麦、米等のブランド化
地産地消への取り組み推進
地域雇用の積極的創出
G(企業統治) 内部統制・企業統治
法令、定款、社内規定の各規則を遵守し、社会ルールを尊重するとともに、社会的良識を持って企業活動を行います。
当社事業に係る関係法令・条例等の遵守
各取引先との公平・公正・誠実な取り引き
各種情報の厳重管理、漏洩防止の徹底
内部監査の定期的な実施

サプライヤー行動規範

千葉製粉グループは、全ての購買取引を行うにあたり、関係法令や社会的規範の遵守はもとより、本サプライヤー行動規範に示す事項に基づいた調達活動を推進します。サプライヤーの皆様におかれましても、本サプライヤー行動規範へのご理解と遵守をお願いいたします。また皆様のサプライヤー様へも、本サプライヤー行動規範のご周知と遵守を働きかけて頂くようお願いいたします。

  1. 法令・社会規範等の遵守
    各国や地域に適用される全ての法令を遵守し、適法な事業活動を行います。
  2. 人権の尊重、差別の禁止
    人権を尊重し、信条・宗教・年齢・性別・身体の障害等に基づく差別はしません。
    また各種のハラスメントや、言葉や態度による暴力、精神的苦痛を与えることはしません。
    児童労働や強制労働を禁止し、従業員へは適正な賃金を支払います。
  3. 公正・公平な取引励行、腐敗防止
    不正競争行為や不正取引、利益相反行為、知的財産の侵害等は行いません。また反社会的勢力への関与は一切行いません。
  4. 製品の品質・安全性の確保
    製品の製造・開発・表示において、原材料や製造工程、品質基準等をマニュアル類で管理し、その安全性と品質の確保に努めます。
  5. 情報の適切な管理、漏洩防止
    機密情報・個人情報等、重要な情報のセキュリティーは、厳重に管理・保護します。
  6. 安全で健康的な労働環境の整備
    安全で働きやすい職場環境の整備に努めます。
    また従業員の労働時間・休日・休暇を適切に管理し、団結権・団体交渉権等の労働基本権を尊重します。
  7. 環境の保全
    各種エネルギーや資源の効率的な使用を推進し、地球温暖化ガスや廃棄物の排出量削減に積極的に取り組みます。
  8. 社会への貢献活動
    良き企業市民として、地域や社会への貢献活動に取り組み、その発展に寄与するよう努めます。

2023年2月27日制定
代表取締役社長 加瀨 晴久

取り組みの事例

環境保護への取り組み

✔ 太陽光発電の導入

本社開発センターおよび製粉工場の屋上に太陽光発電パネルを設置、クリーンエネルギーの使用を促進し、地球温暖化ガスの排出量削減に寄与します。

✔ 地下水ろ過システムの導入

地下深層より汲み上げた地下水を飲料化、送水エネルギーを削減し、環境への負荷軽減を図るとともに、万一の災害時にもインフラ確保に貢献します。

✔ RSPOサプライチェーン認証の取得

国際的な非営利団体「持続可能なパーム油のための円卓会議 (RSPO) 」のメンバーに加入し、サプライチェーン認証を取得しています。化粧品素材の主力製品レオパールのうち、パーム由来原料は全て認証原料を使用して製造し、一部の対象外製品を除きRSPOの認証品として販売いたしております。

製品の安定供給と品質・安全性の確保

✔ 環境に配慮した製品の開発

ギガバイトシリーズは、代替肉等を使用したプラントベースフードの加工食品に適した品質改良製剤として開発し、食感等の改良とともに植物由来原料の有効活用に資するものとして、新たな価値を提供しております。


働きやすい職場環境作り

✔ 健康経営優良法人の認定

経営的な観点で、従業員が心身ともに安心して健康的に働くことができる職場環境の整備・充実に積極的に取り組む企業として、日本健康会議による認定を、2018年度から継続して取得しております。

社会・地域への貢献活動

✔ 地産地消への取り組み

「ふさの麦」は地元産小麦の需要拡大と生産振興等に資するため、千葉県産小麦「さとのそら」のみを原料として開発した製品です。県内の学校給食向けのパンにも使用されるなど、県域の食育や地産地消への後押しを通じて、地域貢献を図っております。

✔ 地域未来牽引企業の選定

地域経済の牽引が期待される企業として、2017年12月22日付で経済産業省による選定を受けております。諸事業の伸長と発展を通じて、地域経済の活性化や雇用の継続的創出等に、引き続き貢献してまいります。

関連する方針等

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